Ship It! ソフトウェアプロジェクト 成功のための達人式ガイドブック
以前、このシリーズの「Release It!」を読んで面白かったので、
開発者向けっぽいこの本も読んでみました。
Ship It! ソフトウェアプロジェクト 成功のための達人式ガイドブック
- 作者: Jared Richardson,William Gwaltney Jr.,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 101回
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目次
第1章 はじめに(習慣の美徳現実的な視点 ほか)
第2章 ツールとインフラストラクチャ(誰も知らないFredの悩み、こんな風に暮らせたら ほか)
第3章 実践的なプロジェクト管理技法(作業リストに基づいた作業、技術主任 ほか)
第4章 曳光弾開発(曳光弾開発、一般に広く使われているプロセスの問題点 ほか)
第5章 一般的によく見られる問題とその解決方法(レガシーコードをサポートしなければならない、テスト不能なコードをテストする ほか)
現場の悩みが盛りだくさん
ツールの紹介とか、プロジェクト管理とか、開発手法全般の話が書いてある本です。
全体的に、「現場の悩み→解決法紹介」みたいな流れになっていて実践的な内容だと思います。
海外の本なのでエピソードが海外!って感じですけどねー。
個人的には、もうちょっと上の立場になってからまた読みたい本です。
全体的に広く浅くって感じで、幅広く書いてあるので
ちょっと悩んでる事がある人は、一度読んでみると何か引っかかるものがあると思います。
「第5章 一般的によく見られる問題とその解決方法」で書かれている問題が非常にあるあるwという感じなので一覧を挙げときます。
気になった人は読んでみてはどうでしょ〜?
- レガシーコードをサポートしなければならない
- テスト不能なコードをテストする
- 修正したはずの機能の不具合が何度も再発する
- テスト? さっぱり使ってないなあ
- バグを再現できない
- コードを統合することに苦痛を感じる
- ビルドプロセスの信頼性が低く、処理を何度か繰り返さない製品をビルドできない
- 顧客の満足度が低い
- チーム内に不良開発者がいる
- マネージャが不満を抱いている
- メンバー間の関係が希薄でチームワークが欠けている
- 不可欠の手法やプロセスをチームメンバーや関係者が積極的に取り入れようとしない
- 新しい手法が役に立たなかった
- 自動テストの体制が整っていない
- 指導役を務めることができるベテラン開発者がわずかしかいない
- プロジェクトが「デスマーチ」に陥っている
- 機能の追加を頻繁に要求される
- いつまでたっても作業が終わらない