PATHとは

前回のブログを見て、ちょっとした指摘を受けたので
今日は予定を変更して
「PATHとはどういうものか?」について、ちょい詳しく説明しようと思います。


理解するには、実際に体験してもらうのが早いよね(・∀・)
コマンドプロンプトを使って、PATHを実感してもらいましょう。


コマンドプロンプトは、
「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を選択。


こんなのが開かれたら成功。


これは、DOS窓と言って、文字で命令文を入力することによって
命令を実行するような画面です。
これで色々な事が出来るのですが
今日は画像ファイルでも開いてみましょう。


DOS窓にファイル名を入力するだけで、ファイルは開かれます。
かといって「01.jpg」と入力するだけではダメです。
そのファイルがパソコンのどこにあるのかという場所も指定する必要があります。


場所を指定するには、2つの方法があります。
どこからでも場所を指定できる絶対パスと、
現在いる場所から指定する相対パスです。


この言葉を知らない人は、google先生に聞いてください。
今回は相対パスを使ってみましょー。


ファイルの場所を調べる方法


ファイルを右クリックして、「プロパティ」を見たら
ファイルの置いてあるフォルダの場所が分かります。
(アドレスバーがあれば、そこをコピーするのが早い。)


次に、DOS窓で「cd 場所」を入力。
cdっていうのは、現在の場所を移動するコマンドね。


これで現在の場所は、photoフォルダになりました。
ここで、上の画像に書かれているように、「01.jpg」と入力すると、
photoフォルダにある01.jpgというファイルを開きます。
実際にこれを実行すると、画像が開かれました。


とまあ、ちょっと分かりにくかったかもしれませんが
これで
ファイルを開く(実行する)には、ファイルの置いてある場所を知らなくてはいけない。
ということと、
ファイル名だけで開くには、ファイルの置いてあるフォルダまで現在の場所を移動しないといけない。
ということが分かったと思います。


そこでPATHを使ってみます!(ようやく

PATHを実感する演習

コマンドプロンプトを開いて、
「cd ../..」と入力。(2個上のフォルダに移動という意味。この場合Cドライブに移動している)


この状態で、「01.jpg」としても、その場所に指定したファイルは無いので
エラーが表示される。


そして次に、
「path ファイルが置いてあるフォルダの場所」を入力する。
これは、pathという変数にそのフォルダの場所の位置を記憶させている。
(ここで宣言したpathは、DOS窓を閉じると無効化されるが、
システムの環境変数で設定したpathの値はずっと変わらない)


その後、先ほどと同じように「01.jpg」と入力すると


というように、pathという変数を自動的に参照してくれて
C:\Documents and Settings\U1\My Documents\My Pictures\photo\01.jpgを開くことができました。


という感じで、pathに位置を記憶しておくと、
いちいち場所を指定しなくても、ファイル名だけで実行することができる
んですね。


コマンドプロンプトで実行されるコマンドなんかも
環境変数のPATHで指定されたフォルダの中に、
同じ名前のファイルが置いてあったりします。


おしまい。




ちなみに、アドレスバーから直接コマンドプロンプト
ドラッグ&ドロップすれば、かなり簡単にいけます。(vistaは無理っぽい?)
これも説明めんどいので
また今度、個別で書いて、リンクしときます(´p`)